洗浄剤選びのポイント
1.性能別
コンタミ除去（洗浄力）
水系洗浄剤を使用するのが最も安価で安全性も高く、あらゆる汚れに対応しているので水系洗浄剤を選択するのがベストです。
コンタミ除去に向いているシャワー式洗浄機との相性も抜群です。
準水系洗浄剤でも問題ないのですが、リンス工程が必要になる為、洗浄機のコストが高くなります。
脱脂
炭化水素系洗浄剤を使用するのが、比較的安価で、効果もそれなりに高いのでベストです。
脱脂に向いている超音波洗浄機との相性も抜群です。
引火性があるのでシャワー式やジェット式では使用できません。
より脱脂性能を高めるには、塩素系、臭素系洗浄剤になりますが、あらゆる法規制、密閉型の洗浄機が必要となり、大掛かりな準備が必要になります。
乾燥力
フッ素系洗浄剤を使用するのが最も乾燥が高いです。
真空式、蒸気式などの洗浄機との組み合わせが一般的です。
但しフッ素系洗浄剤は液単価が高いのと法規制もあり、かつ洗浄機側での対応機種も高価なラインアップが多いです。
最近では水系、準水系、炭化水素系洗浄剤でも、洗浄機側の性能で乾燥をアップさせることも可能です。
ですので、完全乾燥を求める以外、無理にフッ素系を使用する必要はないです。
洗浄・脱脂・乾燥全てが高いレベルで必要
塩素系、臭素系洗浄剤を使用して頂くのがベストだと思います。
但し、密閉型の洗浄機が必要となり、あらゆる法規制も関わってくるので大掛かりな準備が必要になります。
防錆洗浄剤
洗浄後にすぐ錆びてしまうのが困る場合、防錆効果が含まれている水系洗浄剤で洗浄を行うと、錆の発生を抑えることが可能です。
材質によって変わるので、慎重に選定する必要があります。
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